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ユニバーサルデザインって?誰のためにあるんだろう、どんな意味がある?

2020/02/16
ユニバーサルデザインって?誰のためにあるんだろう、どんな意味がある?

 

 あなたの身近にユニバーサルデザイン


「ユニバーサルデザイン」と言う言葉はよく耳にすようになりましたね。

 

世界初のユニバーサルデザインの提唱は、米国ノースカロライナ州立大学 デザイン学部、ロナルド・メイス氏によって発表されたものです。彼自身にも障害があって、障害の有無や度合いに関わらず「だれでも気兼ねなく、使いやすく利用できるようにデザインすること」をユニバーサルデザインと定義しています。


 


ユニバーサルデザインとは。

ユニバーサルデザインとは、製品、環境、施設、空間などあらゆる人が利用できるようにデザインされたものです。具体的にはどのような決まりがあるのか?ユニバーサルデザインには、法則がありその考えのもとデザインされた物や環境の事を言います。



ユニバーサルデザイン7原則


ユニバーサルデザインは、「あらゆる人に利用しやすいデザインである」という視点を軸に、下記7原則から構成されています。

  1. 誰にでも使えること。

  2. 使う上で柔軟性があること。

  3. 使い方が簡単で、直感的にわかること。

  4. 必要な情報がすぐにわかること。

  5. 簡単なミスが危険に繋がらないこと。

  6. 身体的な負担が少ないこと。

  7. アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。

バリアフリーはユニバーサルデザインなのか?


ユニバーサルデザインとは「できるだけ多くの人が利用できるようにデザインすること」が基本ベースになっています。では、バリアフリーとは「デザイン対象者を障害者に限定していない」所にデザインされて、お高齢者や障害者が社会生活を送るうえで、障壁となるものを取り除くこと。 当初は、道路や建物の段差や仕切りをなくすことをいったが、現在では、社会制度、人々の意識、情報の提供などに生じるさまざまな障壁をふくめて、それらを取り除くことだと思います。

障害の有無・年齢・国籍で言語の違いや、怪我などで一時的に身体に支障のある方で車椅子などを利用したり、子育てのために一時的にベビーカーを利用されている方、言語がわからずともトイレの場所がわかるサインだったりと、さまざな人が利用しやすいようにデザインされたものが「ユニバーサルデザイン」の一部です。

 

一番身近にあって気がつかないユニバーサルな商品は、「ライター」です。

手を負傷したりして、両手でないと火をつけれなかったマッチの代用品として考えられたのが片手で着火できる「ライター」だと言われています。



身近にあるユニバーサルデザイン

 

1.誰でも使えること

自動ドアは、全ての方が通過できるまさに「自動ドア」です。

昔は体重の軽い方が乗った場合開かない時もありましたが近年はセンサー付きの自動ドアになり、全ての人を分け隔てなく通すことができるユニバーサルな存在です。両手がふさがって開けられない、車椅子や高齢者が、施設や病院で手を使わず衛生的に通過できるのこと、特別な介助も必要なく「公平に利用」できるのも特徴です。

 

【その他の事例】

底床バス、底床電車、コードレス掃除機など


2.使う上で柔軟性があること。

駅構内や商業施設など、大きな荷物を持った方や、ベビーカーを押す方、車椅子を使う人が利用できる設備も「ユニバーサルデザイン」と捉えます。乗り物によって自分で判断して使用できる設備や道具のことを指しております。

 

【その他の事例】

左右どちらでも使用できる包丁やハサミ

3使い方が簡単で、直感的にわかること。

よく使用するシャンプーやリンスのキャップやボトル側面についている凹凸があるのは知っていると思いますが、これは視覚障害者向けのためのデザインで、どちらがシャンプーが分かる仕組みになっています。

説明に書いてあってもわからないけど、なんとなく使えてしまう出っ張ったボタンのついた電気。これも言語能力に関係なく押せば何かなるんだろうと分かります。直感的に複雑な操作がいらない、ましてや日本語も英語もわからなくても押して見たら何かが起こる事を直感的に感じさせてくれるものも「ユニバーサルデザイン」です。

 

【その他の例】

プリペイドカードの切りこみ、スイッチが一つの電気スタンドや電灯

4.必要な情報がすぐにわかること。

ピクトグラムとは、言語に関わらず図形で認識して目的の意味を理解できるといったデザインです。

トイレや非常口といった、言葉より図形により目的を伝達するのが役目で、これは世界共通のものが多く世界中にあふれている「ユニバーサルデザイン」です。

ピクトデザインに音声案内も併用した自動販売機もあり誰にでも情報がわかるように設置されているものも最近は増えてきました。

 

【その他の例】

トイレの操作パネル、駅構内の駅名表示、音声と視覚情報を併用した駅の列車案内。


5.簡単なミスが危険に繋がらないこと。

人間はミスを犯すものとして捉えらていますが、間違ってしまったらとんでもない事故につながる可能性がある場合も起こり得ます。最近のホームの二重扉は、列車との衝突防止に加えて、転落防止にも役立つ事で危険抑止にもつながります。


【その他の例】

パソコンの一つ前に戻る機能、開閉停止機能がついた電子レンジ、腰掛けないと作動しない温水洗浄便座

6.身体的な負担が少ないこと。

最近の」JR、地下鉄改札口はIC乗車券などの普及に伴い、改札口での混雑を軽減する役割のほか、最小限の動作で改札を通過できるなど「身体的に労力が少なく済む」などといったことも考えられています。

また、タッチするパネルは通過するための動作を目で見て判断できるよう工夫されたデザインにもなっています。


【その他の事例】

商品が取り出しやすい自動販売機、タッチセンサー付きライト、センサー付き蛇口など


7.アクセス・利用しやすい十分なスペースが確保されていること。

公共設備で見かけるようになったトイレは、車椅子やベビーカー、身体的に必要な方のオストメイトを設備しているトイレです。このようなトイレには様々な身体的特徴を持った方が操作するために広いスペースと機能を整えていて「利用しやすい空間と大きさ」です。

【その他の事例】
現金投入口のいれやすい自動販売機、大きなボタンのリモコン・電話機

 

普段生活していて、ユニバーサルデザインに触れる機会は多く感覚的には実感することが多いと思います。公共の施設を使う時、移動の時など少し前より便利になってきていると思います。

しかしながら全ての公共施設や街中での整備は追いついていない現状で、ユニバーサルの考え方も全ての方に網羅したデザインはまだまだ難しいのも現状です。

障害の有無に関わらず、男性・女性、高齢者や若い方、外国人も含めて全ての人が思いやりや尊厳を大切にして、支え合うことが重要です。人を思いやる気持ちこそ「ユニバーサルデザイン」そのものの考え方になります。



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